開講教室時間: 2年4学期火曜日1,2時限(5202教室),及び,木曜日3,4時限(5208教室)
教科書: 吉川恒夫著,ロボット制御基礎論,コロナ社
参考書: (閉ループ機構を学びたい人のために)→RSJ監修,杉本浩一著,ロボットマニピュレータの運動学,培風館
推薦書: (飛ぶ・泳ぐ力学を学びたい人のために)→東昭著,流体力学,朝倉書店
日本機械学会編,メカノクリーチャ,コロナ社
(虫や動物の動きを学びたい人のために)→R.マクニール アレクサンダー著,生物の運動,日経サイエンス社
(虫や動物の動きを学びたい人のために)→東昭著,生物の動きの辞典,朝倉書店
Steven Vogel,Life in Moving Fluids,Princeton University Press
機械工学便覧,生体工学,JSME
採点基準: 演習課題*0.1+中間試験*0.2+期末試験*0.7
連絡事項: 線形代数学(行列),微分積分,機械力学を学んでおくこと.ここで学んだリンクマニピュレータの運動を設計製作論3で応用すること
TA紹介: 三浦雅史(2号棟18F菊池研究室)

内容:

(1) 生体やロボットの機構表現,物体の位置と姿勢表現,同次変換
(2) 多関節機構の運動学(リンクパラメータ,関節変数と手先位置の順問題と逆問題,関節速度と手先速度,ヤコビ行列,特異姿勢)
(3) 逆問題の解法(代数的手法,幾何的手法,数値計算手法)
(4) 多関節機構の静力学(関節駆動力と手先発生力,ヤコビ行列)
(5) 多関節機構の動力学(ラグランジュ法による運動方程式の誘導,ニュートン・オイラー法による運動方程式の誘導)
(6) 多関節機構の可操作性
(7) 位置制御(軌道生成,FB制御)
(8) 生体の機構と運動(冗長マニピュレータ,粘弾性関節,スポーツ工学)

演習予定日(12号館3F演習室):

隔週で,5回生体工学の演習を行います.講義内容の演習問題のほか,コンピュータでプログラミングを行い,マニピュレータを描きます.必ずノートパソコンを持ってくること.日程は
以下のとおり.場所は12号館3F演習室.
メールの送信先は

kikulab.submit@gmail.com

(@は半角)
メールを送るときは,表題を「生体工学 学籍番号」とすること.
※このメールアドレスは課題提出用なので,オフィス訪問や授業・テストの欠席連絡に用いるものではありません.

微分積分学の再履修などで出席できない学生は,その旨メールで連絡をすること.そのような学生に限り,問題をダウンロードし,解いた後,次週の月曜日までに提出のこと.その後の提出は点数を50%減とします(最初の提出時50点だった学生が,後日の提出で100点だった場合,50+(100−50)*0.5=75点).次回演習日を過ぎて提出されたものは加点しません.

尚,2009年度,演習7回中5回以上課題を提出した学生の単位取得率は98%,3回未満の学生の単位取得率は71%.また,前者のAまたはSの割合は67%,後者のAまたはSの割合は1%.

2010年度,演習7回中5回以上課題を提出した学生の単位取得率は95%,3回未満の学生の単位取得率は47%.また,前者のAまたはSの割合は49%,後者のAまたはSの割合は6%.

必ず課題をやり遂げ提出すること.他人のものをコピーして提出したり,試験の後に提出することに何の意味もありません.

お知らせ2015:

  • 演習には必ずコンピュータを持ってくること.
  • 中間試験は11月12日(木).A4の自筆クリブシート1枚のみ持込み可.60分.5208教室(1426001-1426110),5306教室(その他),カードタッチは5208の教室で行うこと.
  • 期末試験は1月28日(木)講義内試験.A4の自筆クリブシート1枚のみ持込み可.60分.5208教室(1426001-1426110), 5306教室(その他),カードタッチは5208の教室で行うこと.

Software:

過去問:

スライド:

補足説明:

© K.Kikuchi <Kikuchi Laboratory> – Since April 2004