▼小型水陸両用移動ロボットの開発
津波や洪水などの水害現場では,広範囲で冠水状態になり探索範囲が限られてしまう.そこで我々は,隘路内の高速移動能力に加え,
陸上・水上といった環境に影響されない移動能力の2点に着目した.本研究ではバシリスクを規範とした水陸両用移動が可能な
cmオーダの小型脚式ロボットの開発を目的とする.
Otsuka model (2011).
◆ Otsuka model (2011).
8.5 × 5.5 × 2.5 [cm]
10.0 g
ロボットの脚にチェビシェフリンク機構を用いることで,バシリスクの足の軌跡に類似した軌道を描かせ,
水上走行の際に行う水を叩く,掻く,脚を上げる,前に出すという動作を実現している.この動作を高速に行うことで,
片方の足が沈む前に別の足を踏み出し水上走行を行う.
チェビシェフリンク機構による脚の動き
陸上移動の際,秒速約5.2体長で走行が可能.水上移動では秒速約1体長での走行を実現した.
水上走行(高速度カメラ420fps)
陸上から水上への移動
Basilisk Run (2020).
数値計算による脚式水上走行
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